グアヤキル
街を歩く時間が結構あったので、いくつか電化製品量販店に入った。大体販売は割賦である。現地ではやはり家電は高級品。
またmabeという冷蔵庫がやたら売っているなーと思ったら、メキシコの会社で、GEと合弁会社もやっている位だった!そして白物家電(冷蔵庫、エアコン、洗濯機等)は日本勢弱い。店名はJAPONという店があったが、Samsung(韓国)、mabe、エレクトロラックス(スウェーデン)優勢。名前だけJAPON、悲しい。
そしてテレビに代表される黒物家電は圧倒的にSamsungとLG。
南米にいるとSamsungのマーケティング力と膨大な予算をまざまざと見せつけられる。
まずどこの空港もSamsungにジャックされているのである。リマも、クスコも、グアヤキルも、ガラパゴスでさえも!ガラパゴスはシャープであってほしかった。。。
更に言うとエアラインですら。機内の頭上収納(Overhead compartment)部分に広告あり。そして、それは大体Samsung。日本だとこの部分は広告見たことない。国交省がだめと言いそうだけど。ちなみにエアラインはかなりの規制業種で日本だとありとあらゆることに国交省の認可が必要です。安全運行の名の下に。勿論安全運行は全ての基礎なのだけれども、ちょっとやり過ぎで逆に非効率では?という部分もある。
エクアドルはなぜEcuadorというのか。スペイン語で赤道という意味である。直球すぎる!グアヤキルは赤道付近で暑いためか、街中を青年が「あぐああぐああぐああぐあ〜」と言って水のペットボトル(スペイン語でアグア)を売り歩いている。全く差別化できていない。一芸やるくらいはほしい!
そして結構多くの人が公園のベンチでだらだらしている。何をしている訳でもない。あと、店員が店の外でおしゃべり。客が来ようが関係ない。これは東南アジアも一緒やな。
治安はそこまで悪いとは思わず。
そしてグアヤキルはカニが有名。街の中心から離れたRed crabという店に行ったが、カニを木槌で叩いて殻を割る!日本の繊細なハサミで切る方法からすると随分大胆だが、結構効率的で良い気がした。これからは一家に一個木槌だな。
ガラパゴス
ガラパゴスに行くためには、エクアドルの首都たるキトまたはグアヤキルから飛行機に乗らないといけない。グアヤキルからはTame航空という設立からまだ4年の航空会社で行った。Peachより若い!でもLCCではないらしい。Tame航空はLCCなの?と聞いたらそれっておいしいの?という反応であった。
ガラパゴスのメインの空港はバルトラ島にある。そこからフェリーで向こう岸に渡ると中心の島、サンタクルス島に到着する。サンタクルス島からクルーズで色々な島にゆっくり回るというのが時間のある人のガラパゴス諸島における過ごし方である。ただ、僕は乗り物に酔いやすいという弱点があるので船に乗りっぱなしのクルーズは無理であった。のでサンタクルス島の中で最大の街、プエルトアヨラに滞在して、適宜不思議な植物や動物を見にいくことにした。
まず街中でアシカを発見。ベンチの下で日陰ぼっこをしていた。近づいても全く逃げる気配がない。あとそこらへんでサメが大量に泳いでいる。別に危なくはないらしい。
トルトゥーガベイというビーチに行くことにした。歩くと40分なのだが、灼熱地獄の下を歩いて行くのは無理なので水上タクシーで行くことに。結構遠い、、、酔いましたよ僕は。そして海外に来るといつも思うのだが日本の基準では規格外のふとっちょ、否、ふくよかな方が多い。今回も水上タクシーのバランスを崩しているのではないかという人がいた。
トルトゥーガベイは、いい感じのビーチである。そしてビーチの脇にはなぞのサボテンが大量に生えている。サボテン祭である。そしてその隣にはマングローブ。マングローブの中からは海イグアナが出現した。海イグアナは水陸両用車であり、ばしゃばしゃ器用に泳いでいた。
海イグアナと対比すべき動物として陸イグアナがいる。陸イグアナはグアヤキルの公園、、、通称イグアナ公園にも大量にいた。放し飼いである。そして女の子に尻尾をつかまれて振り回されていた。斬新な遊びである!
そういえば陸イグアナはダーウィン研究所というガラパゴスにある場所にもいた。でも疲れてた。そしてダーウィン研究所にはガラパゴスゾウガメもいたのだが、これまた疲れてた。。。
海イグアナがばしゃばしゃ泳いでいる隣で人が泳いでいる。高校の時はプールでゲンゴロウと一緒に泳がされるのは人類への冒涜かと思っていたがここではそんなことはなかった。僕は泳いでないけど!
このビーチには他にもとっても小さい魚や、ヤドカリや、蟹がいた。蟹は横幅1㎝くらいである。グアヤキルの蟹とは大きさが違った。サメも普通にいた。
ガラパゴスは物価が高い。隔絶された島々なので仕方ない。ここでのタクシーは全てが軽トラである!そしてトヨタが多かった。タクシー運転手曰くみんなトヨタだから自分もトヨタ!とのことである。そしてトヨタは現金一括で38,000USD、割賦だと45,000USDとのこと。なかなかいいお値段。そういえば南米ではオートマ車を見ない。マニュアル祭である。運転手は道がガタガタだからオートマ車だと対応できないと言っていたが本当かな??
シーフードが美味しい。というかペルーもエクアドルもチリも海岸線が長いのでシーフード豊富でありどれも美味しい。
さてガラパゴスはではやはりガラパゴスゾウガメを見たかったのである。先ほど書いた通りまずはダーウィン研究所に行って発見したのだが、疲れていた。やはり野生でないとだめだ!どうやらサンタクルス島の真ん中あたりにたくさんいるらしい。タクシーチャーターして行ってみると、、、たくさんいた!!でかい。想像よりでかい。そして、周りになにもいないためか、息遣いと草を食む音が聞こえて来るのである。ゾウガメの中でも色々いて、近寄ると甲羅の中に隠れてしまう恥ずかしがり屋カメと、関係なくのそのそ歩いてむしゃむしゃやっているカメの両方がいた。そして馬とか牛とか人とかと、カメが一緒にいた。
あとクレーターやら謎の洞窟にも行った。洞窟の一番狭いところは天井が50㎝メートルくらいの高さしかなく、ここで太ったら終わりだなーとくまのプーのことを思い出していた。気分はピグレット。