イースター島 モアイへの愛、モ愛

モアイとの遭遇

初めてのモアイとの遭遇はいつだっただろうか、、、僕にとってはコナミの出した名作横スクロールシューティングゲーム、グラディウスIIIでのことであった。


アーケード版はやったことがなく、スーパーファミコン(SFC)で初めてやったのだが、謎のモアイタワーと口から出る謎のイオンリング・・・誰だこんなゲーム作ったのは!!!そして懐かしのコマンド、上上下下左右左右BA。これはSFCでは自爆コマンドだった。正解は上上下下LRLRBA。これを入力すると、自機がフル装備になる。

そして小学校の時、世界の七不思議みたいな本を良く読んでいた。そこにはイースター島の記述があった。イースター島には長耳族と短耳族がいて、モアイは長耳族の象徴であり、戦争が起きて短耳族が勝利し、モアイは倒されてしまった・・・。

ということで僕は昔からかなりイースター島に行きたかったのである・・・!

イースター島=イスラ デ パスクア=ラパ ヌイ

イースター島はチリの首都たるサンチアゴからフライトで西に5時間程度の場所である。チリに来るとイースター島(英語名、元々名付けたのはオランダ人)というのは中々通じない。スペイン語のIsla de Pascua(イスラ デ パスクア)または現地語のラパ ヌイである。

イースター島は狭い。人口は7千人である。あまりにもへんぴ・南米大陸から3,500km離れているところだからだろうか、思ったより都市化が進んでいない。ガラパゴスの方が大分、町である。イースター島ははっきりいって村!メインストリートと聞いていたところは裏道かと思った。 

イースター島にはヨーロッパ人が羊、ヤギ、牛、馬を連れて来た。これが結構迷惑で、自然を食い荒らしてしまったとイースター島ネイティブは言っていた。イースター島は森に覆われていたのだが、現在はかなり減ってしまったとのことである。

しかし更に振り返ると、元々誰もいなかった島にポリネシア人が来て、それにより環境はそもそも激変した訳で、みんなポジショントークだなと僕は思ってしまった。こういう話は世界中、枚挙にいとまがない。

現在は野良犬だけでなく、野良馬と野良鶏と野良牛がいる。しかし良く聞いてみると馬と鶏と牛は野良ではなく、オーナーがいるらしい。村の中を放し飼いである。かなり自由。フンがあちらこちらにあるので下を見て歩かないといけないのはウユニと一緒。

隔絶された環境のため、物価はかなり高い。そこらへんのお店で普通に食べるとランチで一人2-3千円である。味はガラパゴスの方が洗練されている。

モアイは支配層の象徴

モアイに話を戻すと、モアイは支配層の人々の象徴。この支配層というのが前述の長耳族だったらしい。そしてモアイには亡くなった人の魂が宿ると信じられていた。加えてモアイの台座(現地語でアフ)には支配層の骨が埋まっている。ちなみにモアイが島の外側ではなく内側を向いているのは、島を守っているからである。
以上の背景により、被支配層による革命が起きた時にモアイは全て倒されてしまった。

モアイの頭に乗っている赤い帽子の様なものはプカオという。そしてプカオは帽子ではなく、実は髪の毛。イースター島ネイティブの先祖たるポリネシア人は赤毛だった。
プカオになる岩は切り出される場所が決まっている。切り出されて、ごろごろ転がして運ばれたのである。岩は転がしていたら当然小さくなっていくので、そもそも小さくなることを計算して切り出して、転がしていた。

日本の公認モアイ

一番モアイがたくさん並んでいる場所はアフ トンガリキというところなのだが、ここの15体のモアイは日本のクレーンメーカーたるタダノ社が一億円寄付し、かつクレーンも寄贈して、モアイを立たせたのである。そのおかげで世界で唯一日本はイースター島公認でモアイを立てていいということになり、宮崎の日南海岸に立てられた。僕は宮崎はPeachで行ったわけですが、当然日南海岸にも行った。7月なので暑かった。公認モアイを見て、イースター島にも行った人はあまりいないだろう。僕のモアイ愛、略してモ愛あってこそである。

タダノはクレーンや高所作業車を作っている会社である。他の建機の会社に比べて営業利益率が高く、2016/3期は15%もある。僕は近い業界でフォークリフトのユニキャリアに投資していたが、この数値は驚きである。フォークリフト業界では5%いけば悪くない方であった。フォークリフトは、車メーカーと建機メーカー両方から参入がある。ので、プレーヤーが多く、競争が厳しい。混んでいる市場はきつい。

類は友を呼ぶ

モアイを見に行く時は現地でツアーに参加したのだが、たまたまランチで隣になった台湾人がまさかのラブライバー(ラブライブの愛好家)。携帯の待ち受けはミューズである。非常に日本語堪能であり、最近宮城のコンサートに行ったらしい!SAOの映画も既にみたとのこと。というか横浜市立大学に留学していたらしく、日本を留学先に選んだ理由はヲタクの聖地だから。(友達には日本は技術が進んでいるから、、、と言っていたらしい。おいおい)

彼の台湾の会社で日本への出張も多かったらしいが、泊まるところは秋葉原駅前のホテル、レム。レムは泊まったことはないが勿論場所は分かる。
海外に来ると、自分がヲタクで良かったと心から思う。共通の話題になり易い!または類は友を呼ぶのか。でも投資家には会ったことがない。てか投資家は働いてるか、、、または家にこもってるか?ピーターリンチは外に出ろ!Eating and shopping!と言っていたぞ。

 

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