モロッコの古都フェズと青き街シャウエン

エキゾチックなモロッコその2。前回の記事「グーグルマップでカバー出来ない迷路、モロッコのマラケシュ」の続きであります。

古都フェズ

マラケシュからフェズまではフライトで移動。フェズはモロッコ最初のイスラム国家、イドリス朝からスタートした古都。フェズもマラケシュと同様の構成で、新市街と旧市街=メディナに分かれている。さらにメディナは、フェズ・エル・バリと呼ばれる最も古い地区と、13世紀に建設されたフェズ・エル・ジェディドと呼ばれる地区に分かれる。迷路っぽくて歩いていて楽しいのはフェズ・エル・バリ。

新市街がビジネス、旧市街が下町っぽい感じ、というのもマラケシュと一緒。そして町の東側に川が流れていて、その近くで川をなめしている、というところまで一緒・・・!

フェズは街全体が要塞の様になっていて城壁で囲まれている。進撃の巨人みたいな感じと言えば良いだろうか。

中はマラケシュ以上の迷路。フェズもマラケシュもどちらも入り組んでいるのだが、フェズの方が道が狭くごちゃごちゃしている。中に入って来た敵を惑わせるという意図があったらしい。確かに初見殺しだわこれは。二回目以降も迷うけど。その狭い道の中をたくさんの人が通り、車が無理矢理通り、バイクが通り、ロバが通っている。

モロッコではハエはどこにでもいるので最早誰も気にしていない。しかしお菓子のお店で一つの甘いものに40匹くらいハエがたかっているのを見るとびっくりする。お店の人もお客もあまり気にしていないけど。ほんとに?

マラケシュでもフェズでもリヤドという、昔の邸宅をブティックホテルに改装したところに宿泊した。リヤドには必ず中庭がある。中庭を囲む様にして部屋が配置されている。そしてイスラムのモスクや、学校たるマドラサにも中庭がある。ムスリム建築は中庭大好き。

モロッコは観光客が多い。フェズでは、世界一周している60歳代と思われるUS出身のご夫婦とレストランで隣に。フェズに一ヶ月くらい滞在している、、、ってめっちゃ長!僕はそんなに長くは滞在出来ないな。色々聞いてみると、住んでいたカリフォルニアの家は売ってしまったらしい。大体一つのところに3ヶ月くらいは滞在しているとのこと。旅の原資は年金、と恐らく家の売却代金?ここは名言してなかったけど。

青き街シャウエン

フェズからシャフシャウエン(シャウエンと呼んでいる人が多い)まではフライトがないのでバスで移動。民間バスより公営バスのCTMの方が速くて車体の質が高いらしい。CTMをウェブサイトで予約しようと試みたが何度やってもカード決済出来なかったので、現地で買うことに。フェズ~シャウエンは人気の路線なので売り切れないか心配だったがなんとか確保。前日にバスステーションに行けば大丈夫であった。

途上国あるあるなのだが、バスが休憩で停まるとお菓子やポケットティッシュを売る子が勝手に乗ってくる。買っている人はいなかったが。そしてシャウエンに近づいて来るとバスのドアが急に閉まらなくなり、諦めてそのまま運行することに。適当である!

シャウエンは青い街。

なぜ家々が青く塗られているのかは諸説あって本当の理由というのはわかっていないらしい。蚊避け説、ナチス迫害を逃れたユダヤが持ち込んだ説等あるが、どうやら本格的に青くなってきたのはここ40年くらいのことらしい。ということで観光客を引き寄せるためじゃないかと思われる・・・。

僕は青い色が結構好きだ。特にイヴクラインのインターナショナルクラインブルー。シャウエンの方が淡いけど。

シャウエンはマラケシュやフェズに比べると街自体があまり広くない。シャウエンは1920年にスペインに占領され、最も見晴らしのよい高台にあるモスクはスペイン領時代に建てられた。ので、スペインモスクと言われている。スペインモスクから見るとシャウエンの街も城壁に囲われているということが良く分かる。下の写真だと分かりませんが。そして引いて見ると青いというか、意外に白い??

モロッコは物価が安い。観光客向けのそこそこちゃんとしたレストランでも一人50-70ディルハム(600-740円)くらいで食べられる。お店で買うものも安い。前回書いた様に僕はお腹が弱い。んでモロッコでも生ものは避けていたにも関わらずお腹こわした、ぴーぴーぴー。こんなんでインドを生き延びられるか心配である。まだ先だけど。

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