アフリカでのサファリ、過酷な自然界

アフリカに行った最も大きな理由、それはサファリに行きたい!!である。サファリとは、車またはボートに乗って野生動物を見る遊びのこと。

アフリカでは色んな国にサファリがある。僕はその中でボツワナのチョベとアフリカのセレンゲティ+ンゴロンゴロを選んだ。

まず見たい動物を選ばないといけない。あと行きやすさも重要。

ゾウやカバをみたいならばボツワナのチョベ。ここはジンバブエのヴィクトリアフォールズから日帰りで行ける。ゴリラみたいならルワンダかウガンダ。ゴリラはサファリというかトレッキングだけれども。たくさん動物みたいならケニアのマサイマラかタンザニアのセレンゲティ、ンゴロンゴロ。

南アのクルーガー国立公園と隣接する私営のサビサンドも有名だが、タンザニア人に言わせるとサビサンドは元々白人専用であり忌むべき存在らしい・・・。

僕はヴィクトリアフォールズに行くことは決めていたのでチョベは行くことに決定。そしてゴリラはあまり興味ないのでパスし、たくさん動物が見たいのでケニアかタンザニアか悩んだ。しかし地図をみると分かるのだが、ケニアのマサイマラというのはタンザニアのセレンゲティの一部みたいなものである。しかしなぜマサイマラの方が有名で人気があるのか?それはケニアの広告がうまいから(逆にタンザニアはへたっぴ)というタンザニア人の弁。

あとンゴロンゴロ自然保護区はンゴという響きがよろしいので行くことに決定。ここにはクレーター(ンゴロンゴロクレーター)があり、クレーターの中に動物がたくさん居る!

新ビッグ4

サファリにおけるビッグ5とはモンハンでいうところのレアモンスター的扱い、、、否、人気のある大きめの動物で、ライオン、ゾウ、サイ、ヒョウ、バッファローのことである。残念ながらサイは見られなかったが他は何度も見ることが出来た。しかしこのビッグ5、ゾウは動きがいいのだがライオンは寝てばかりだし、ヒョウは警戒心強く近くで見られないし、バッファローはあまり動かないし、、、とあまり見ていても楽しくない。

(寝てるライオン、ありがち。)

そこで僕は新たにビッグ4を選定した。

・・・それはシマウマ、ヌー、キリン、ホロホロ鳥である。

なぜか?彼らは群れになっていてたくさん居て、動きを見ていると楽しいからである。僕がSKEやAKBを好きな理由と一緒で、集団がどう動くのか・その中でどういう関係性になっているのかを考える方が楽しい。

動物達の習性

オスはメスにアピールするために派手なケースが多い。ライオンはたてがみがあるのがオス。ダチョウは黒くて視認性が高いのがオスで、メスはグレーでくすんでる。

雨の時は草食動物は食べるのをやめて、あたりを見回すことに努める。雨で肉食動物の匂いが分からなくなるため。

木のあるところに動物あり。肉食動物が隠れやすいから。サファリカーのいるところに動物あり。ヲタクのいるところにアイドルありと一緒である。

ライオンは寝てばかり。でも一回狩りをすれば40日はお腹に溜まるらしく、ゆっくりしていてもOKらしい。またライオンが寝てばかりなのは戦略で、草食動物に興味ないよーと見せかけて、急に仕留める!セレンゲティ内のライオンはGPSタグをつけていて、全部で363グループいるらしい。しかしそのGPSタグはガイドには共有されていない。ガイド達は昔ながらの無線でやり取りしている。

過酷な動物達の世界

インパラのオスの集団を発見。これは何なのか?とガイドに聞いてみると負け組オスインパラ達であることが判明。勝ち組一頭は100頭のメスとハーレムを形成しており、近くに負け組オスが近づくと追い払う。どうすれば勝ち組になれるのか?角が立派で喧嘩に強ければいい。小学校低学年みたいだ。

インパラは生まれて15分で走り出す。そうしないとジャッカルに生後直ぐのよわっちい状態の時に襲われるからだ。生まれたらいきなり危ない。

シビア過ぎる。。。その点人間は余裕がびっくりするくらいある。

動物界はかなり過酷。。。動物園の方がましかも知れない。のびのびとしている様でのびのびとしておらず常に警戒が必要で、非常に過酷な自然界。動きは制限されるけれども福利厚生が手厚い動物園。我々は動物園は動物かわいそう~となりがちだが、どっちがいいかはその動物の考え方次第だろう。

サファリにかかる費用

まず、タンザニアでのサファリは金がかかる遊びである。特に、それなりのところに泊まって、混載ではなくプライベートツアーで行こうとすると高くなる。

セレンゲティまで行こうとすると、フライトで行くか、車で行くかが大きな分かれ道。フライトは代表的なコースタルアビエーションだとアルーシャから片道$220、キリマンジャロ空港からだと$275。

一方でセレンゲティに行くまでの道のりにあるンゴロンゴロには寄れない。キリマンジャロ空港から西のアルーシャまでは一時間、そこからンゴロンゴロのクレーターまで三時間、そこから更に三時間でセレンゲティ中心部のセロネラ、という感じである。

サファリブッキングというサイトがあるのだが、ここで見るとまともなところに宿泊するツアーだと、4泊で一人$2,000近くになる。正直選択肢が多過ぎてどうするか決めきれなかったので、ラストミニッツ割引狙いでアルーシャの泊まっていたホテルにサファリの会社を見つけてもらった。East Wild Adventure(EWA)というところだったのだが、ガイドはOK、ただ運転が荒っぽかった。。。全部の行程は4泊5日。

その中身は、

1泊目 午前出発、二時間移動、ンゴロンゴロ近くのマニャーラ湖でゲームドライブ。近くの町、カラトゥのホテル宿泊

2泊目 午前、人類発祥の地たるオルドバイ渓谷訪問後、セレンゲティに移動。午後、セレンゲティ内のゲームドライブ。セレンゲティのおしゃれキャンプ宿泊

3泊目 午前~夕方、セレンゲティ内のゲームドライブ。セレンゲティのおしゃれキャンプ宿泊

4泊目 午前、セレンゲティのゲームドライブ。午後、ンゴロンゴロのロッジに移動

最終日 午前、ンゴロンゴロクレーターを見学。アルーシャの町経由でキリマンジャロ空港へ

ゲームドライブというのは車にのって動物を見に行くこと。もともとの意味はゲーム=狩猟。ゲームドライブというとどうしてもマリオカートかグランツーリスモが浮かんでしまう。。。

EWAはかかるコスト、それぞれのロッジ宿泊代、国立公園入園料、ガソリン代等々に20%のマークアップをすると言っていた。二人参加だったが、二人で$3,300。高い!これでも値切ったのだが。

なお観光ガイドは資格が必要で人気の職業らしい。。

最後はセレンゲティで泊まった時のテントに現れたキリンさん。朝のできごと。

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