前回の手術「海外旅行中の腎臓結石除去手術② あなた薬物やってますか?」の後、ステントが尿管に留置されているからだろうか、排尿時の尿管痛と血尿がつらかった。
そして頻尿になった。とにかくトイレにすぐ行きたくなる。しかしトイレに行くと排尿が痛い、、、一体全体どうすりゃいいのよ状態。唯一助けてくれるのは痛み止めだけ。痛み止め友の会である。
こんな状態が先週水曜日から一週間続き、ついに今週火曜日にステントを抜くことに。これも結構ドキドキで、尿道に少しゼリー状の物質で麻酔するものの、尿道からオリンパスの内視鏡を突っ込んで途中で尿管にあるステントを掴んで一気に引き抜くという手術内容。
手術中に内視鏡のモニターを見てたけれど、途中から痛過ぎて見ていられなかった。でもめっちゃ痛いのは20秒程度。にゅるんと10cm位のステントとご対面。これが入ってたらそりゃ身体に支障出るわと実感。
そして施術はDr. Samadiがちゃんとやっていることが改めて判明。しかし白衣ではなくスーツを着たままでの施術だった。
本当に上記写真の通り。そのままカバレッジバンカーとして顧客とのミーティングに出られそうな服装だ。
この施術だけで$1,000(11万円)の費用、僕の場合は保険でフルカバーされるが。
んで終わった後の痛み止めは処方箋薬ではなく、自分でドラッグストアで買いなさいとのこと。Tylenol(タイレノール)という国民薬だ。アメリカの家庭では何かあったらすぐタイレノール。
バファリンから優しさを排除した、強化版バファリンとでも言えるもの。このブランド、いまはジョンソン&ジョンソンが保有している。
・・・確かにちゃんと効く。
カミソリ体験
さて尺が余ったのでNYで髪を切った時のことを書きたいと思う。日本人だと日本人美容師に切ってもらうケースが多い様だが、僕はそれは負けだと思ったのでそこらへんの美容室に入ってみることにした。そもそも美容室に男が入っていいのか分からなかったのでまずは電話してみる。
「男でも大丈夫ですか??」
「いっぱい来るよー、勿論おーけー。」
ということで行ってみた。
訪問先は現在滞在しているマンハッタンのアッパーウエストに存在する美容室。コロンビア大学の近くにあるため学生の客も多いだろう、恐らく高過ぎず質も悪くないに違いない、、、という想定だ。
日本に比べると頭の扱い方が雑
まずは洗髪。頭の扱い方が雑である。急に首を動かされる。ゴキッという音がしても不思議じゃないレベル。あと、座席の扱いも雑である。予告なく急に上げ下げがあってびっくりする。
今回の担当は、トルコ系のドイツ人男性。来週から二週間旅行に行くらしく、鏡にその旨の紙が貼ってあった。
カミソリで削ぐ匠の技
髪を切る時にハサミが出てくるのかと思いきや、美容師はおもむろにカミソリを取り出した。そしてカミソリで髪を削いでいく。
僕は間違いが無い様に過去の自分の写真を用意して「これと同じにして下さい。」というオーダーを出していた。
・・・しかしカミソリを使うとは聞いてない!
でもだんだんと形になっていく。相変わらず頭の扱い方は雑であり、急に頭をドカンと動かすのでちょいちょい痛い。
日本の美容師は頭をガラス工芸品の様に扱ってくれるが、アメリカ式だかトルコ式だかドイツ式だかは頭を彫刻の様に扱っている。最終的にはなんとかなりましたっと。
しかも$49、チップなしとなかなか良心的な店だった。次は三ヶ月位伸ばして、フランス辺りで切る(または削る)ことにしよう。
後日談。
結局スペインで切った時のことはこちら「スペインのサンセバスチャンで髪を切ってみた。ぽこあぽこ。」
インドでも切ったよ「インド①首都デリーとアグラ。髪を切ってみた」
コメント
おぉ腎臓結石編完結!
ステントって、、何??画像検索しちゃったよ。
こんなん尿道から抜くの??医術半端ないわ。
タイレノールってロキソニンみたいなやつでしょ?下半身の痛みにもちゃんと効くんだねぇ。良かった良かった
タイも米国も、自由診療の国は衣料が完全なビジネスになってるんだろうね。医学や医術に対する考え方が、医者も国民も日本とは違うんだろう。
病院費用が高い、となれば予防医療がリーズナブルに受け入れられるだろうけれど日本だと厳しいような気がする。
中国の医療環境は悲惨。仕事はきっついし一方で診療報酬は法定されているので優秀な人材が医学に流れない。日本みたいに優秀な人材が全て医学と法学に進むのは極端だと思うが、優秀な人材が流れないというのも恐ろしい話だなと思う。
中国における外国人向けの病院は全く別の問題で(特に日系病院)、自由診療だかなんだか分からないが保険会社から報酬をふんだくっていた。ちょっと英語以外のマイナー外国語が話せるか否かの差異だと思うんだけれど。
ステント調べると、ほんとにこんなの出てくるの?って思うでしょ。出て来てびっくり!
Tylenolなんでも効くみたいだよー。そうそう、ロキソニンに近い、アセトアミノフェンを含んでる。でも日本の鎮痛剤よりかなり強力。
日本だと医療は公共サービスの一環みたいな色彩がある(医療法人は株式会社になれないし、株式会社は医療法人の議決権持てない)けど、USは結構病院が上場してるからね、大分違うよね。
今の日本の医療費だと予防医療に患者予備軍を導くのは難しいと思うけど、予防医療に行ったらインセンティブ付けるとかすれば変わってくる気がするけどね。
中国は医者人気ないんだね〜。この間筑駒同期のこと数えたらかなりの数が医者でびっくりしたわ。そして病院が保険会社から報酬掠め取ってるっていうのは中国ぽい気がする。。。