アリゾナで人体改造の第一人者に会って来た

人体改造の第一人者、スティーブヘイワース

皆さんはスティーブヘイワースのことをご存知だろうか?上記の写真のいかついアメリカ人である。彼は日本ではあまり知られていないが、リンク(彼の作品。少し刺激があるかも知れないので苦手な方はクリックしないで!)の様な突起がついたステンレスを体に埋め込むことや、シリコンを体の中にいれて複雑な造形を作る人体改造の第一人者である。僕は2004年に彼のことを知ってから、いつかは会ってみたいと思っていた。
今回アリゾナ州フェニックスに来た理由の半分は上記である。もう一つは明日訪問予定の、死亡した直後の人体を冷凍保存して将来のテクノロジーで蘇らせようとしているアルコー財団である。
という訳で僕の中でフェニックスは不思議な街ということになっていた。

ちなみに僕はタトゥーや人体改造は怖くて無理TT。ピアスですら痛そうで全く無理、自分がやりたいというのではなく、アートや表現の一つとして極めて興味があった。

工房に突撃訪問!

ウェブサイトのフォームから問い合わせてみたものの返事がないため、直接工房を訪問してみた。ちなみにウェブサイトに工房の場所は出ておらず、色々調べて辿り着いた。いつものネットストーキングである。
行ってみると、小さな町工場みたいな区画がいくつもあり、とてもスティーブヘイワースが居る様には思えなかった。そして周りの人達に聞いて回ること4人目、、、ついに知る人を発見!なんと隣の、どう考えても閉鎖している場所にいるらしい。行ってみて、ドアをノック否、ドンドン叩いたら、中から見覚えのある人が!!!!

・・・!!スティーブその人である。はじめはお前は誰だ?という感じだったが、「大ファンです!!日本から来ました!」と言うと快く中に入れてくれることに。その工房で、ちょうど彼はシリコンの成形のための機械を自分で作っていた。まさに町工場である。
写真も撮らせてもらったのだがウェブにアップしないでとのことだったので、ここでは約束を守ることにする。そしてその後、自宅兼ラボに行くことに。車で2分だぜ!というので追いかけたが(こちらも勿論レンタカーである。)10分位かかって工房から自宅に着いた。

こちらの自宅では様々な人体改造のアイデアを練ったり、実際の施術を行ったりしている。彼は、機械を知り、化学を知り、医療を知るエンジニアである。もともとは医療機器を作っていたとのこと。

人体の不思議、ではなく人体改造の不思議

スティーブも当然ながら自身に人体改造を施していて、まず指先に磁石を埋め込んでいる。ので、指にパチンコ玉が吸い付いていた。また、磁石があるので、電磁波を感じるらしく、指先でレンジからでる電磁波の範囲をなぞってみせてくれた。彼はパチンコ屋には入店禁止であろう。

加えて腕の真ん中にはドーナツ状のシリコンを埋め込んでいて、触るとぶよぶよしていた。あんたはtranscending humanだ!といったら喜んでいた(*^_^*)

また自宅ラボには色々な新作が置いてあり、詳しく説明+実際に触れさせてくれた。シリコンの切断前の固まりもあり、とても冷たかった。半導体の会社に投資していたので勿論シリコンウェハーは何度もみたこと及び触ったことはあるが、出来立てほやほやのシリコンインゴットを触ったのは初めてである。

何のために人体改造をやるのか?

先ほど書いた様にスティーブは元々医療機器のエンジニアであり、1990年から自分の興味から人体改造を始めたとのこと。加えて、人がやったことをないことをやることが好きであり(まさにゼロtoワン)、ステンレスやシリコンの活用を考えついたと言っていた。

僕は現代美術に近いものを感じた。現代美術は正直、やったもの勝ちなところがある。いかに「その発想はなかった」「やられたな〜」と思わせるかが重要だと思う。その点、彼は完璧なアーティストである。

日本にも来たことがあり、渋谷でクラブイベントに参加して、何人もの日本の人体改造者にあったと言っていた。日本人にも施術を行ったことがあるとのこと。
こう書いているとなんだか怖そうな感じがするが、とても親切なエンジニアであった。記念写真にも応じてもらい、最後は2週間後に発表される新製品を頂いてしまった。大事なお土産である。

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コメント

  1. Fuji より:

    うわぁああ!!すごーい!会おうと思ったら会えるのか!!そうかでもアメリカ人なら合衆国に住んでるのか、当たり前か。身体加工にアルコー財団、、、痺れる。
    思春期、90年代後半にBMEとか雑誌バーストを経由して多大な影響を受けた。ビッグネームだスティーブヘイワース。そして工房にまで入ったのか!羨ましすぎる!
    ”半導体の会社に投資していたので勿論シリコンウェハーは何度もみたこと及び触ったことはあるが、出来立てほやほやのシリコンインゴットを触ったのは初めて”この下りがシュールかつクール過ぎてもうね、、、この一行を書くことの出来る人間は地球広しと言えど3人もいないだろう、マジで

    指先に入れる磁石も、そのままじゃなくてシリコンでコーティングしてから入れるとか。そこらへんはでも10年前にすでにBMEに記事を挙げてた気がするが、、まだ取ってないのか。人体の影響が気になるところだ
    懐かしいなぁサーフェイスピアッシング。当時は簡単に出来る方法が無かったからスティーブヘイワースが編み出したプロペラみたいなパーツを埋め込むピアッシングの方法は人体への影響も軽微で定着しやすいとの事で画期的だった、らしい、やった人がそう言ってた。

    身体加工、自分の中では過去の論点だったけれど、15年の時を経てまた浮き上がってきて、感動すらしてしまった。アルコー財団の記事も超絶楽しみに待ってます~でもちょっと怖い

    1+

    • ele より:

      スティーブヘイワース良く知ってるね。ってか藤井なら知ってそうな気がしたけど!ずっと会ってみたかったので、長年の夢が叶ったよ。そしていいおっちゃんだった。
      今のところ特に人体に問題はないみたいだよ。そして磁石をシリコンでコーティングしているというのは昨日は言ってくれなかった。僕も知らんかった。良く知ってるね!
      そして実際にボディピアスやっている人に会ったことあるのもすごい。ただ、スティーブはボディピアスは飽きた、シリコンの方が色々出来て面白いと言っていたよ。
      そしてシリコンのくだりに反応してくれるのはあなたくらいです。触った瞬間ウェハー加工したらどうなるかなと考えていた。
      アルコーは書いたので見てみてね。

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