首都デリーからフライトでバラナシに移動。ヒンドゥーの聖地だからか、とにかく街中に牛が多い。ちゃんと飼われている牛もいれば、何だかわからん野良牛も多い。道路でゆったりと座っている。
そしてインドに来てびっくりしたのだが、野良犬がそこらへんで横たわって寝ているということ。アフリカも野良犬は多かったが、ここまで街中で堂々と寝ているということはなかった。
インドは道が汚い。牛や犬の糞、ゴミであふれている。緑が素敵な公園であっても、あちらこちらにゴミが捨てられている。歩く時は下を見て歩かないといけないので、あまり周りを見ることが出来ず街歩きを楽しめないという罠。。。
バラナシにはガンジス川が流れており、この聖なる川で沐浴をするためにインド中から人が押し寄せる。そしてこのガンジス川、とにかく汚い。色は黒いし、ゴミが大量に浮いている。
そしてガート(川岸の階段状の部分)で死体を焼いて、遺灰を流している。なんでこんな聖なる川なのに汚くしてしまうのか??それはヒンドゥー教において、宗教上の浄と不浄と、衛生面における清潔と不潔が分けて考えられているためだと思われる。聖なるガンジス川は全ての穢れを清めてくれるのだ。大変不清潔ではあるが・・・。
ちなみにバラナシはモディ首相の選挙区で、安倍首相がインドに来た時、あえてバラナシまで連れて行ったとのこと。その際は汚さをごまかすために謎の粉?をまいて川を綺麗にしたらしい。
この二人の関係があって日本人のみ空港でアライバルビザが取れる様になった。バラナシで安倍首相は有名。レストランを出てインドの配車アプリたるOLAで車を呼ぶとき、レストランの人がドライバーに対して「こいつは安倍首相と友達だぞ早く来い!」と話していた。会ったことないけど。
OLAは結構使いやすい。事前にクレジットカードを使ってOLAマネーにチャージしておけば他の配車アプリ同様、現金のやり取り不要。オートリキシャ(トゥクトゥクやトライシクルとも言う)との交渉は煩わしいので、とっても楽。車で30分乗っても200ルピー(360円)程度ととても安い。シェアライドだと事前にチケットを購入して、決まった回数乗れる固定料金もある。そしてOLAではオートリキシャも呼べる!
インドだとOLAやUBERのドライバーは結構いい加減なので、なぜか集合地点に来ないことも多い。待っていても来ないので確認すると、100mくらい離れたところで停まっていたことが何回かあった。その場合、電話をかけないといけない。というより、アプリで呼んだ瞬間に電話をかけて、ここにいるから来て!と主張するのが一番良い。
そして運転中、UBERドライバーも普通の車のドライバーもクラクションを鳴らし過ぎである。危ないですよ~という警告ではなく、俺様が通るぞ!分かってるか!!どけどけどけ~~~!!!という意思表示である。
バラナシの大学に通っている人に会ったのだが、大学は結構いい加減。まず授業が何月何日に始まるのか全く分からない。突然掲示板に貼られる紙を毎日確認しないといけない。そして先生も授業に来ないなんて普通なので、カリキュラムを把握して今日はあなたの授業ですよ!と生徒から連絡しないといけない。カオス!
ブッダガヤ
ブッダガヤはゴータマシッダールタ(ブッダ)が悟りを開いた場所である。仏教はインドで始まったものの、現在、インドにおける仏教徒は1%に満たない。幾つか理由があるのだが、教義が分かりにくく普通の人に浸透しなかった、当時仏教を保護していた国が滅んだ、インドへのイスラムの侵攻、等が挙げられる。ちなみに現在のインドでは仏教はヒンドゥー教の一派という扱いになっている。
僕がブッダガヤに行った時はチベットからダライラマが来ていたのでチベット僧でブッダガヤの街はあふれかえっていた。ブッダが悟りを開いた菩提樹があるマハーボディ寺院では本当にたくさんの仏教徒が最も丁寧なお祈り、五体投地を行っていた。
そういやブッダガヤの街も朝晩は寒かったので、風邪気味になってしまった。。インドの気候にはホット、ホッター、ホッテストとしかないというジョークがあるが、これはインドに行ったことがない人の発言に違いない!