チベットへの行き方
チベットに行くのは中々大変だ。2018年5月に行ったのだが、様々な制限がある。
①チベット入境許可証が必要
②ガイドなしでは、自由に観光できない
③旅程を変更できない
といった点だ。特に面倒なのが、①チベット入境許可証が必要、なところ。入境許可証を取得するためには、ツアー会社に頼まないといけない。日本やチベット域外の中国のツアー会社に頼むより、現地の会社に頼んだ方が安く確実。色々調べた結果、TIBET VISTA(チベットビスタ)という会社を選定した。こういう時に頼りになるのはトリップアドバイザー。
TIBET VISTAのウェブサイトを見ると色々なツアーがあって迷ってしまうのだが、4泊5日で2日ラサ市内観光、加えて1日かけてヤムドゥク湖に行くツアーに決定。このツアーだ。リンク先を見れば分かるのだが、毎日催行という訳ではなく、日程が固まっているので合わせる必要がある。
①チベット入境許可証の取得方法
①チベット入境許可証を取得するためには、中国のビザが必要。日本人は14日以内滞在だとビザは不要。僕は長期滞在していたので、30日*2回入国可能なマルチビザを日本で取得した。チベットビスタのアドバイスによると、ビザ取得時にチベット/ラサに行きます~というのは不要な詮索を招くので言わない方が良いとのこと。なんと!
入境許可証がないと、チベット行きのフライトや電車に乗れないため、チベットに行く出発地のホテルで許可証を受け取らないといけない。チベットビスタの場合は成都を指定された。成都のホテルならどこでも届けてくれる。チベットの前に成都に滞在したのはこのためだ。
②ガイドなし旅行不可、③旅程変更不可
②ガイドなしでは自由に観光できない、のは2008年のチベット騒乱以来、年々中国政府の締め付けが厳しくなってきているからだ。よってガイドをつける=旅行会社のツアーに申し込まないといけない。ツアー以外の自由旅行だと入境許可証が発行されないのだ。
③旅程を変更できない、というのも面倒くさいポイント。到着日と出発日が固定されているため、延泊が出来ない。ツアーの中身も変えられない、、、ということになっているのだが、実際は二日目と三日目の行程は入れ替わった。それくらいならばOKらしい。
そもそもラサの街中は中国人民解放軍が至るところにいる。加えて検問所もウイグル自治区の首府、ウルムチと同じくらいの間隔で存在。この様な状況に対し、チベット人はどう考えているのか??勿論面白いと思っていない。あるチベット人は、中国人の居ないところでこっそりと文句を教えてくれた。