今回の世界一周、長距離フライトは以前「旅程が決定。世界一周旅行日程の組み方」で書いた様に世界一周航空券のファーストで取っている。しかし、世界一周航空券は全てのフライトをカバー出来る訳ではないので、短距離はその都度航空券を取らないとならない。よって旅行中に航空券を探す時がかなり多い。その時に使っているのがスカイスキャナー。もともとUKの会社だが、2016年に中国のCtripに買収された。
スカイスキャナーはいわゆるメタサーチ。スカイスキャナー自体では航空券は販売しておらず、航空会社そのもの、または航空券を取り扱っている旅行会社(エクスペディアやブッキングドットコム等のオンライントラベルエージェンシー(OTA)がメイン)に送客することで収益を得ている。僕は、航空券検索ではスカイスキャナーが最も使いやすいサイトだと思う。
同様のメタサーチにおいて、ホテル予約で有名なのがトリップアドバイザー。トリップアドバイザーではホテル予約は出来ず、エクスペディアやブッキングドットコム等に送客している。見ている人の数が多いため、世界中のホテルはトリップアドバイザーの口コミを気にしている。だが僕はトリップアドバイザーのサイトは使いづらいので使っていない。ホテルはもっぱらエクスペディアである。
スカイスキャナーにおいてCtrip経由で予約した時のまとめ
スカイスキャナーで航空券を検索すると、先程述べた様に航空会社またはOTAが実際に航空券を買う先として提示される。少しくらいの値段の差ならば航空会社を選ぶのが一番良い。理由は二つある。①OTAの都合によりキャンセルされることがない。②予約内容を変更したい時にスムーズ。
よって基本は航空会社で予約すべきなのだが、スカイスキャナーで検索するとCtripが際立って安い値段を提示していることがある。
例えば航空会社が2万円で、Ctripが1万円を提示しているというケース。この傾向はフライトまで日数が少ない時に起きることが多い。これはCtripが航空会社から一定の航空券の枠を抑えているために生じると思われる。しかし、この場合Ctripの在庫確認のプロセスが入る。決済はすぐその場で行うものの、予約確定にはならない。出発まで二日しか無い様な時はやきもきする。
しかし、Ctripは意外や意外、2時間くらいで大丈夫でした〜と結果を返してくれることが多い。他にスカイスキャナーに上位で上がって来るTripstaやeDreamsといったサイトはやっぱりだめでした〜という結果を10時間くらいして返して来ることがある。ウェブ上の評価はCtripもTripstaもeDreamsも低め安定、5点満点中2~3点くらいのしょぼい評価なのだが、Ctripが一番安定している様に感じる。
これはスカイスキャナーがCtrip傘下だというのも関係しているのだろうか・・・。そこまでは分からないが、少なくとも今年に入ってからスカイスキャナーでCtripが最安値を提示してくることが明らかに増えた。
Ctripで予約すると航空券の予約番号が分からない罠
先程書いた様にスカイスキャナーでCtripを選んだ時のネガティブな要素は、①OTA(ここではCtrip)の都合によりキャンセルされることがある、②予約内容を変更したい時にスムーズにいかない。
という点である。
まず①だが上記で書いた通り、Ctripは思ったより安定しているので問題ない。問題は②である。例えば最近、Ctrip経由でスカンジナビア航空のデンマークのコペンハーゲン〜ドイツのベルリン、というフライトを取った。CtripからのメールにはE-ticketの番号は書いてあるが、スカンジナビア航空の予約番号は記されていない。この予約番号が無いと、スカンジナビア航空のウェブサイトで予約確認・変更が出来ないのである。
僕は「旅の技術。持ちもの編」で書いた様にスーツケースで移動している。よって搭乗時はスーツケースを預けないといけないので事前にスーツケース預託を購入したい。空港のカウンターで買うと70ユーロ(9,000円くらい)もするが、ウェブで買えば3,000円弱で買える。さてどうするばいいのか??
原始的だが、Ctripに電話するのが一番早い。日本のオフィスもあるので、日本まで電話するのが一番良い。僕はLINE電話を使って電話しているが、14円/分の電話代である。
またはCtripのサポートまでメールでもOK。メールの返信も結構速くてびっくりする。電話もメールも日本語で大丈夫!
んで予約番号を入手する。
そしてここからがトリッキーなのだが、スカンジナビア航空のサイトは各国対応している。今回の予約はCtrip経由なので、中国版でアクセスしないといけない。しかし中国版だけれども表記は英語という選択肢があるので大丈夫!最後にスーツケース預託権の購入だが、ここは中国サイトなのでRMB、人民元建てである。
僕は以前航空会社に投資していたり、OTA周りで投資しようとしていたりしたこともあるので、オンライン旅行業界はそれなりに詳しいはずだが、今回のは回りくどくて結構辟易した。。。