ボリビアの経済と政治、権力のもたらす歪み

ペルーとボリビアの共通点

南米の経済・政治というと、どの様なイメージがあるだろうか??新興国で、今後成長しそうという感じ、賄賂多そう、、、等々。と言っても、国ごと、もっというと地域ごとに異なっている。
まだペルーとボリビアしか訪問していないが、かつてスペインが支配していた国は共通点が多い。都市の作り(アルマス等の中心広場の名前、広場には大聖堂がある等)は似ているところが多い。一方でペルーとボリビアで言うと、ボリビアの方が先住民の血を引く人の割合が多い。またボリビアの中ですら、首都ラパス(法律上はスクレだが、政治の機能はすべてラパス)と第二の都市サンタクルスでは異なっている。サンタクルスはアルゼンチンに近く、白人、ブロンドが多い。

首都La Paz(ラパス)

ラパスは世界で一番標高が高い場所にある首都である。空港を出るとエルアルトという地域が広がっており、貧しい人の地域となっている。ラパスでは、高所は貧しい地域、低所はリッチな地域である。
エルアルトでのランチは5〜10ボリビアーノ(boliviano、BOB)、80〜160円程度。ボリビアにおける問題点は、貧しい人には貧しい人に向けた食事があり、路上でものを売るだけ(注:基本は中古品で盗品も多い)で生活出来てしまうことである。つまり、生活を向上させようという意思が働かない。ケインズが言うところの経済を伸長させるアニマルスピリットが働かないのである。

しかし、大半のボリビア人は幸せらしい。生活を伸長させようとは思っておらず、今に満足しているから。日本だと、すぐ周りと比べて自分は足りてない、恵まれていないという発想になりやすいが、ここではそうではない。

日本大人気

主な産業は天然ガス、鉱業(亜鉛、金、銀、錫)。びっくりなことに、農業も主要産業ではないらしい。ボリビア人曰く、made in Boliviaというものは存在しない。。。Born in Boliviaだけである。。。そして農産物や工業製品等あらゆるものを輸入している。

工業製品は大体中古品であり、街中では車のエンジンやギアやホイール等なんでも売っている。そして日本製品はハイクオリティと思われているらしく、全然縁もゆかりもない店にOSAKAやSENDAIと掲げてある。謎過ぎる!そして売っているものは自動車部品。

スマホはSamsung大人気。iphoneはマイノリティ。というか日本だけiphone断然ですが。。。電化製品は聞いたことの無い中国メーカーが多い。

政治のリアルと歪み

世の中に出ている情報では、ボリビアの現職大統領、モラレス氏は先住民の血を引いているということもあり、人気があり、主要産業国有化の施策がうまくいっているということになっている。だが、現実には歪みが色々なところに現れている。

まず、直ぐ気付くのはボリビアではあらゆる所に大統領の顔が掲げられているところ。お土産屋でポストカードが売っているし、空港ではフィギュアが売っている。驚くべきことに、学生にラップトップPCを配ることを決め、そのPCにはモラレス大統領の名前と顔が刻まれているらしい!しかも家に持って帰ってはいけないらしい・・・意味が分からない。
あと高卒25歳のガールフレンド(注:大統領は妻はいない)に中国との国対国の交渉をすべて任せ(はんこ押してたらしい!)、結局お金がどこに行ったのか分からず、、、ガールフレンドは逮捕。
加えて再選を禁じている法律を変えて再選を果たした、、、等々結構めちゃくちゃである。
権力を持つと人は変わってしまうらしい。

ボリビア人の気質

先ほども書いたが、生活を向上させようと言う意識はあまりないらしい。ので、経済成長は難しいとの声多数。あと、みんなパーティやダンス大好きであり、何かと誘惑が多い。大学生で子供が出来て、生活のために仕事を開始し、卒業しない人も多いらしい。大学卒業率は5割を切っている!
あと男性はすぐにナンパをはじめる。ウユニ塩湖のツアーでドライバーはいろんな女の子に今日だけでも彼女になろう!と声をかけていた。。。ボリビアへの投資は難しそうだな・・・。

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コメント

  1. Fuji より:

    投資、と聞くとウユニ塩湖のリチウムくらいしか思い浮かばなかったけれど、その他の鉱物資源も豊富にあるのね。
    「ボリビア人の気質」みたいなのは本当に行って接しないと実感を以て理解できないだろうし、俺は字面を読んで理解する事は出来るけれど、たぶん実感は出来ていない。面白いなぁ。
    ボリビア人の「アニマルスピリットが働かない」というのが俄かには信じがたい。中国は宗教が無くて唯物論がメインで緩やかな儒教精神、みたいな感じだからなのか或いは遺伝子に俗世的な欲求が書き込まれているのかは知らないが、老若男女儲ける/得をすることしか考えていない。
    路上にモノを売るレベルで中国でも生活すること出来ると思うんだが、中国人とボリビア人のアニマルスピリットの有無(無ってことはない、濃淡か)の差異の主要因はどこにあるんだろう。宗教?環境?

    1+

    • ele より:

      コメントありがとう。
      そうそう、鉱物資源豊富なんだよね。でもそれに甘えてしまっている、とボリビア人は言っていた。
      中国は誰もが儲けようって意識が凄まじいよね。だから成長出来るんだと改めて実感したわ。そして日本の場合はみんなと同じであろうとするから頑張るのだと思う。んでみんなと一緒になると頭打ち。。。
      中国は昔から、領土を奪われたり奪ったりということを繰り返して来て、自分で自分の身を守らないといけないという意識が強いんじゃないかな。ボリビアは戦争するたびに負けてて、まぁ仕方ないか、、、となっている気がする。加えて気候かな〜やっぱり寒さがないと人間頑張らないと思うんだよね。ラパスは高地だけど、めちゃめちゃ寒くなるわけでないから、ぼちぼちでも生きて行ける。東南アジアの経済成長が思ったより伸びないのも気候が原因な気がしている。

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