ニュージーランドのマクロ経済

ニュージーランド物価高い

2016年末から2017年1月中旬までニュージーランド(NZ)行きました。NZは物価が高い!
ニュージーランドドル(NZD)は日本円で言うと80円ちょいですが、ペットボトルの水500mで4-6NZD位、つまり約500円だったりします。ランチでJPYベースで2千円オーバーはざら。丸の内ってレベルじゃない!大した事ないハウスワインのグラスも千円とか。これはオーストラリアに行った時も感じたこと。結果として、僕の頭の中は俄然NZDショート(ドル買いNZD売り)になっていた。
現在オーストラリアとNZの通貨はほぼパリティであり、昔からオーストラリア中銀総裁はAUD高い高いと言っている。そして、新年早々NZのクイーンズタウンでOtago Dairy Timesという地元紙を読んでいたところ、NZ中銀トップも常に過大評価だと言っている。。。
 
でも僕は現在のドルが高すぎる(ドルインデックスが100超、かつトランプがドル高を容認し続けるとは思えない)と考えているので、NZDをガンガンショートする気にはなれないです。様子見ですな!

ニュージーランドは金が集まりやすい 

何人かのニュージーランドのプロフェッショナルに話を聞いたところ、物価が高い・通貨が高いとは思っているらしい。その中で、通貨が高くなり易い理由として①他国に比べて高金利、②財務が安定している、③経済が安定して成長している、が挙げられていた。
まず①だが、10年債の足元の金利は3%強。日本や欧州が0%程度の利回りしかないと考えるとこれは魅力的
②GDPに比した債務は30%程度であり、ソブリン格付はAA+安定的(S&P)。200%超の日本とは違う・・・!ってか日本は数値だけ見ると悲観的にならざるを得ない。でもみんなが大丈夫と思っているから大丈夫という不思議な状態
③に関しては、ニュージーランドの主な産業は農業と畜産業と旅行業と林業がメインであり、どれも安定して伸びている。裏返すとあまり工業は盛んではないのだが、人口450万人くらいとしてはちょうど良さそう。無理して工業やる必要はないんだな・・・ちなみに羊は3,000万頭、メーメー
ニュージーランドで時価総額上位の会社は乳業のフォンテラ、建材やコンクリの製造・卸をやっているフレッチャービルディング、携帯電話会社のSPARKといったところです。
フレッチャービルディングは2011年のクライストチャーチを中心とする地震の復興需要で業績が上がったとのこと。
 
BrexitはNZ経済にはプラスではとの声多数。1973年のEC加入により、NZからUKへの輸出は大分減ったので、UKへの輸出が増えるとの期待大。

不動産はバブル?

ニュージーランド人は消費大好きらしい。そして消費ではないが不動産投資は盛り上がっており、特にNZ人口450万のうち140万人を占めるオークランドの不動産価格は足元上がりっぱなし。勿論①移民が多い、②一方で供給が少ない、という背景はあるのだが、ピークは近いという見方をしている人が多かった。

そしてNZでは、居住目的で不動産買う時は20%のエクイティ投入が必要(つまり80%は借入でOK)とのこと。他人に貸し出す目的の投資物件では40%のエクイティ、つまり借入は60%までです。

やはり投資物件ですらフルローンで買える日本は特別ですね。しかも日本は金利低いし。

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