デトロイトは本当に危険か?

45日滞在したNYを脱出し、まずはデトロイトへ。ネット上の評判はすこぶる悪い。曰く、全米NO1犯罪都市だの世紀末だの書かれている。日本語でも英語でも同じ論調である。だがネットの情報は得てして大げさなので、行ってみて考えようと思っていた。なお今回滞在したのはミッドタウンの近く。

デトロイトのダウンタウンは1967年の暴動以降、白人が減って黒人がメインになったらしい。ちなみに67年の暴動は黒人が集まる潜りの酒場の手入れを白人中心の警官が行って集団逮捕したところ、手入れの仕方や逮捕者の酷い扱いに対し、黒人の中で日頃から溜まっていた不満が爆発し、放火や店のガラスを割る等の暴動に発展したもの。警察では抑えられなかったので鎮圧するために軍隊が動員され、7,000人規模の逮捕者を出した。

その後白人の郊外流出が加速した。その一つが後述するミシガン大学のあるアンアーバーである。アンアーバーはデトロイトと対照的で、安全な都市として知られている。

デトロイトの歩き方

デトロイトと言えば自動車産業が有名だが、そもそもその前からストーブや機械加工の会社が多く有った。何もないところに急激に新しい産業が立ち上がった訳ではない。下記はGMの本社。ここら辺、ダウンタウンは人が多く居る。

ダウンタウンから北に伸びているのがウッドワードアベニューで、メインの通りである。

デトロイトのダウンタウンからウッドワードアベニューに沿って北に向かって歩いていると直ぐミッドタウンに入るが、びっくりする位人がいない。みんなどこにいっちゃったのというレベルである。これは車移動する人が多いことが原因。

治安が悪いから車で移動しないと危ないという論調もあるが、昼間はそうではない。夜は出歩いてないので分からないが。ただ、夜間が危ないのはどこの国でもある話。

最近、メインストリートたるウッドワードアベニューを走るQ-LINEという路面電車がスタートした。僕が行った時はスタート記念で無料だったので何回か乗車した。市は2013年に破綻した様に財政が厳しい。ので、無料になっている理由はQ-LINEをサポートしている財団の寄付によるものらしい。

ミッドタウンから少し外れると廃墟が目立ち始める。例えば下記の三軒はだれも住んでいない。

ただ、こういう放置された家の一ブロック先でも普通に生活している人がいる。そして家の年齢は100歳を超えているものも多い。100年超でも修繕を重ねれば普通に使えるのである。
地震があるかないかという違いは有るが、日本は新築信仰が強過ぎる。日本で新築物件を買うのは負け組だと僕は思う。新築はプレミアムが10~20%乗っており、買った瞬間その価値は剥落するからだ。

普通の住居が放置されているものもあれば、巨大なビルが放置されているケースもある。例えばフィッシャービルディングは廃墟好きには堪らない観光名所になっていた。なお、ビルはミッドタウンからも離れたところにあるので車がないと行きづらい。

一方で廃墟をアートとして再活用しようという動きもある。その中心がハイデルベルクプロジェクト。最近始まったものではなく、1986年からあった活動である。ハイデルベルク通り付近でやっているからこの名前がついている。

他にも色々なところにアートの様な落書きを見かけるが、サンパウロ(ブラジル)の方が数は多かった。

なおデトロイトの不動産投資は今が底だと思う投資家の買いを少し集めているらしい。僕はもう少し様子を見てもいいかなと思うが。

アンアーバー

デトロイトから西に車で40分くらいのところにアンアーバーはある。ミシガン大学を中心とした落ち着いた学園都市である。先程も書いた様にデトロイトと対照的で住み良い街として大人気らしい。

ここではジンジャーマンというオバマ行きつけのお店に行った。以下のサンドイッチが好みのメニューらしい。

ちなみにシカゴやボストンにもオバマ行きつけの店があり、いずれもアメリカンというかジャンクな感じである。本当に味が好みなのが5割、庶民派をアピールするのが5割、というところと思われる。

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