クロアチア:ドゥブロブニクって、読めない?

スペインのグラナダからバルセロナ経由のフライトでクロアチアのドゥブロブニクに移動。ドゥブロブニクのことは旧市街がいい感じの観光地~ということ以外あまり良く分かっていなかったのだが、行ってみたら地中海リゾートだということが判明。

11月は既に寒く、完全にオフシーズン。ホテルのレストランもすかすかである。そして幾つかのレストランは閉まっている。冬期は半年全部閉めます!という潔いお店も多い。半年間何をしているのか??

・・・特に何もしていないらしい。ごろごろ。これを聞いた時、クロアチアへの投資は厳しいと思ってしまった。

なおクロアチアGDPの15-20%は観光が占めている。ドゥブロブニクは人口4万に対して、年間400万人の観光客が訪れる。

7世紀頃から旧市街の歴史は始まっており、旧市街を囲む城壁を歩くのが街の全貌を掴めて楽しい。ゆっくり歩けば一周2時間くらいかな。

旧市街から車で30分程行った西側の新市街には海沿いのリゾートが多くある。こっちに泊まったのだが前述の通りすっからかん。ってか既に寒かった。USもそうなのだが、ヨーロッパの多くの人は太陽がさんさんと射すビーチまたは公園で日焼けするのが大好き。僕は肌に悪いからいやだけどね。

敢えて日焼けしてその日焼け痕を見せつけることが「私はビーチでゆったりする財力があるぞ」ということになるらしい。まぁロンドンみたいに曇ってばっかりだったり、北欧みたいにどんよりしてばっかりのところに住んでいるとそういう発想が出てくるのかしら。

ちなみに滞在したリゾートは砂浜ではなく岩場でござった。ゴツゴツ。

クロアチア経済

クロアチアは賃金が他の東欧より割高。そして一人あたりGDPも$10,000超とそこそこ高い。一方で失業率は13.1%と高い。

大企業100社のうち40社は海外の資本下にある。例えば国営石油企業INAの半分はハンガリーに握られている。加えて非効率な国営企業が残存してしまっている。先程の大企業100社のうちの17社は国営。制度上中々解雇出来ないし、あまり労働意欲は高くない。先程も書いた様にドゥブロブニクでは冬場は六ヶ月閉めているレストランも。

ECはまだまだ発展途上。高速道路は整備されているものの、注文するとドイツから届くこともあり時間がかかる。

日本はクロアチアからクロマグロを輸入している。クロアチアは以前は造船で有名であったが、現在はぼちぼちで、もはや主要なビジネスではない。

クロアチアは2013年、EUに加盟した。しかしEUに加入しているもののシェンゲン協定外なので、例えEU内の移動であっても出入国時にはパスポートチェックが必要。

シェンゲン協定加盟国内では国境をパスポートチェック無しで移動出来る。180日間のうち90日間滞在可能。つまり90日連続滞在した場合はその後90日の期間をおかないとシェンゲン協定内に再入国出来ないということである。

通貨はクロアチアクーナのままであり、ユーロは未導入。クロアチアとしてはユーロを早く使いたいけれども、最速で7年後と言われている。加入のために、まずはGDPの80%を超える政府債務を減らさないといけない。

外貨建ての借金を抱える国民はクーナ切り下げに抵抗している。また輸入物価も上げたくない。よってクーナは高いままであり、輸出が振興されない。結果としてインフレは起きず。というか2015年、16年はデフレだった。

アドリア海の港を中心に栄える可能性はある。他の旧ユーゴは港がない国もあるので、その場合クロアチアを経由せざるを得ない。

昔は良かった?

クロアチア人で、旧ユーゴ時代の社会主義は案外良かったという人もいた。格差が少ないから。そして資本主義になると汚職が酷いとのこと。

んーこれは本当かな?懐古主義ではないか?何でもそうなのだが、昔のことは良く思えてしまう。なぜなら人間は都合の悪いことは忘れる様に出来ているから・・・。昔は良かった、今の若者/世の中はだめだ、という年上の人の話はかなり割り引いて聞かないといけない。

こういった言説は2800年前のギリシャから繰り返されていて、過去の文献にも頻繁に出て来る。

ヨーロッパの火薬庫

クロアチアが在するバルカン半島はヨーロッパの火薬庫と言われていて、第一次世界大戦の発端もサラエボでのオーストリア皇太子夫妻射殺(その時使われた銃はブリュッセルで見た)だったし、1991年から始まったユーゴスラビア紛争の時は大変なことになった。なんでこんなことになったのか?やはり民族と国境がごちゃごちゃになっているからであろう。これは中東もそうだし、アフリカにいる現在強く感じる。

しかし現在では旧ユーゴスラビアの国々との関係は悪くない。セルビアやボスニアとはビジネスの関係がある。むしろ同じカトリックで最も親近感があるのではと僕が思っていたスロベニアと沿岸分で領土争いしており、スロベニアがユーロ加盟の邪魔をしているらしいという噂がある程!ちなみに他の旧ユーゴはキリスト教のオーソドックス(正教)がメインで、イスラム教のムスリム人もいる。

ザグレブからスロベニアの首都、リュブリャナに電車日帰りで行った時の国境付近では現場の警察同士は仲良さそうだったけれど。関係ないが電車の落書きが結構酷かった。日本の在クロアチア大使も問題意識を持ってクロアチア政府に言っているらしい。

クロアチアではサッカー大人気。ヨーロッパはどこもサッカー大好きなのである。98年フランスワールドカップで日本とクロアチアは試合をして、決勝点を決めて大会得点王にもなったスーケルが現在はクロアチアサッカー連盟の会長。しかしクロアチアサッカーでは八百長が横行しているらしい・・・。みんなマネーマネー!

あとみんなでテラス(カフェのこと)でコーヒー飲んでおしゃべりするのが大好き。

首都ザグレブ

ザグレブはクロアチアの首都なのだが、僕の中でザグレブと言えば日本に輸入された種牡馬でコスモバルク・コスモサンビームの父、と思っていた。クロアチアは海岸線がアドリア海に面していて国土の広さの割には長いのだが、ザグレブは内陸。人口80万人くらいのこじんまりとした街である。

ザグレブではアフリカにおけるサファリのための双眼鏡を購入すべく色々探した。まずはデパートに行く。そしたら電気製品売っているところに行け→スポーツ用品に行け→ここでは売ってない、、と言われ他の電気屋に。しかしまたもやなかった。

ので最後はその電気屋にハンティングショップを紹介してもらうことに。銃器を大量に扱っている店というのは入ったことがなかったので新鮮だった。そこで一番安かった4,000円くらいのものを入手。果たして使うときは来るのか。。結局目視が一番!となるような気もする。

→→結果、買っておいて本当に良かった!

UBERはクロアチアでもタクシードライバーに目の敵にされているらしい。僕はUBER及びその他のタクシーアプリにすごくこの旅で助けられているが、UBERやAirBnBの様な法的にグレーなビジネスが脚光を浴びるということは、ウェブサービスが行き着くところまで来たという証左ではなかろうか。主要なところはあらかた掘り尽くされて、グレーなゾーンしか残っていないのでは?と僕は考えている。

 

1+

いいね! or シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加